■再び起用された待望の主題歌
今回は髭男のホワイトノイズを考察していきます!
この楽曲は東京リベンジャーズ 聖夜決戦編のオープンニング主題歌となっております。
Cry Babyに引き続き主題歌の起用されたこちらの楽曲。
前作とはまた違った角度からの髭男らしいメッセージが隠されています。
このブログの最後ではホワイトノイズという楽曲名の理由についても考察しております!
ぜひ最後までご覧ください。

■普通?とは違った楽曲の構成
本来楽曲って、
Aメロ→Bメロ→サビ→間奏→Aメロ→Bメロ→サビ→Cメロ→大サビ
みたいな構成が主流だと思います。
これは音楽にそんなに詳しくない方でも、なんとなくわかると思うのですが、
この楽曲はこういう構成になっていないんですよね。
Cry Babyでは目まぐるしく行われた転調で、アニメのタイムリープを表現していたのかと想像できますが、
今回は楽曲の構成でそれを表現したのではないでしょうか。
足元で唸っている 猛スピードで進む
消えたテールランプの在り処 探して真っ直ぐに
闇をスクラップにする強さで
ひた走る道路にはもう 街灯さえないけれど
きっとヘッドライトひとつあれば 何も要らないな
主人公は大きな音を鳴らしながら街を走っています。
東リベから想像するに、バイクで走っているのでしょう。
“消えたテールランプ”という歌詞ですが、
本来テールランプとは、後続車にその存在を知らせるための光のことですが、
ここで出てくる意味合いとしては、自分の目標のような物・存在についてを表していると考えられ、その目標が消えてしまって探している様子が伺えます。
続いて出てくる歌詞も、
自分の放つ光や、想いがあれば、別にそれ以外は何も要らないだろう。というような意味合いで書かれていると思われます。
アニメとリンクさせて考えるとわかりやすいかもしれませんね!
いくら耳すましても聞こえやしないさ
追いかけてくる後悔が視界を塞ぐ前に
追いついた未来の端っこで何度も あなたを救い出すよ
自分や周りの人々の弱い声は全く聞こえない主人公。
そんな小さな声に耳を傾けずに、後から襲いかかってくる後悔。
ここもアニメと通ずるところがあり、
後悔することがないように、タイムリープで“追いついた未来”のあなたを救いたいという想いが歌われています。

舌打ちの矛先は 覗き込むミラーの向こう
自分の意気地無さに気づいている 時間などないのに
ふとブレーキをかけてミラーを見る主人公。
ミラーに映るのは意気地なさがある自分自身。
そんな自分自身に舌打ちをしますが、そんなことをしている時間はありません。
早く救わなければいけないという焦りを感じます。
いくら耳塞いでも痛いほど響いてた
あの日誓ったリベンジを忘れてたまるかと
震えた心が今もうるさいほど その名前を叫んでる
1番のサビ(Bメロ?)とは違い、“痛いほど響いて”いる弱虫の声。
自分自身の弱虫の部分を言っているのではないでしょうか。
“あの日違ったリベンジ”は、Cry Babyの歌詞にある、
土砂降りの夜に違ったリベンジのことを指しているのではないでしょうか!
僕はこういうネタ好きです!
あの日から変わることはない主人公の気持ち。
そんな様子を伺えます。
ああそうさ あの夜から あなたを迎えに来たんだ 何度しくじろうとも
ヒーローぶって笑っていた あなたの絶望を 抱き締めるまで負けない
運命に殴られても 痛くも痒くもないと 道路を駆け抜けてく
おそらくここが本当のサビでしょう!
これはあなたの前だけではヒーローでいたい想いや、ヒーローぶっている様子を歌っているのでしょう。
あなたが頬に流す涙。それを拭ってあげるまで、主人公は諦めません。
何度タイムリープをしても迎えにくると、誓います。
そして、あなたが秘めている絶望を、主人公が抱きしめるまで諦めないとも誓います。
どんな運命に阻まれようとも、タイムリープしてあなたを迎えに行く。
主人公は、タイムリープできるからこそ“痛くも痒くもない”。
アニメとリンクしている歌詞になっています。

自分自身の弱虫の声を掻き消しながら、あなたを助けにいく主人公。
強い思いが伝わってきます。
■楽曲名の意味を考える
みなさんホワイトノイズってわかりますか?
ホワイトノイズとはノイズの一種なのですが、安眠効果があるとか、リラックス効果があるとか。。。
ホワイトノイズマシンなんて機械も販売されています。
その中でも僕が気になったのは、赤ちゃんが寝付けるような音、落ち着くような音という効果についてです。
前作Cry Babyで赤ちゃんが泣き…
今作ホワイトノイズで泣き止む。
これ、きっと意図して作っているんじゃないかな…と、思いました。
改めて、”ホワイトノイズ”を聞いてみてくださいね!

コメント