■待望の新曲
1/17にリリースされたback numberのアルバム「ユーモア」からこちらの楽曲を考察していきます!
僕はあまり詳しくはないのですが、FC限定のライブツアー中に、歌ったことがあるとかないとか。。。?
早速考察していきましょう!

■女性目線で描かれた楽曲
フラれておいてよかったわ
最後に私と見る花火は余計に綺麗でしょ
歌詞の口調から、この楽曲の主人公は女性であることがわかります。
7時に花火が打ち上がる予定で、彼と2人で見に来たのでしょう。
楽曲の冒頭でフラれてしまう様子から、主人公はフラれることを予想していたのかもしれません。
フラれることを予想していたからこそ、その気持ちのまま花火を見るくらいなら、フラれてスッキリしてからがよかったのかもしれません。

指に頬に首筋に
もう触ってはいけないのね
彼の特徴が描かれています。
“癖のある硬い髪”というところ、
僕は真っ先にワックスとスプレーでパリパリな感じなのかな~とか思ってしまいました。
まぁ、考察は自由です。笑
主人公はもう彼に触れることはできません。
次の花火を待つ あなたを見てた
打ち上がった花火から流れる煙。
煙が風に流れる様子を目で追っていると見せかけて、
隣で座る彼が花火を待っている様子を、見ていました。
主人公はきっと別れたくなかったのでしょう。
ほら見て綺麗だよなんて
言うほど苦しくなった
二度と治らない火傷みたいな痛みが
胸を焦がす魔法
あなたには強くかけたのに
誰が解いたの?
毎年花火を見に来ていたのでしょうか。
いつものように“ほら見て綺麗だよ”と彼に言いますが、フラれた今は苦しくてたまりません。
フラれた苦しい気持ちは、火傷のように残る傷となりました。
私を好きでいてくれるように振る舞ってきた日々、そして私を好きでいてくれた彼、
そんな魔法が解けてしまったと、主人公の気持ちが描かれています。

あなたは他にはいないのに
そんなのきっと今だけだよって
そんなわけがないでしょ
「フラれて辛いのは今だけだよ」とか、
「男なんていくらでもいるよ」とか、
そんな言葉をよく聞きます。
きっと主人公も誰かに言われたのでしょう。
でも主人公は彼のことが好きで、彼がいいのです。
私は綺麗になるの
お見せできなくて残念だわ
毎年夏を迎えるたびに綺麗になっていく主人公。
歳を重ねて大人になり、彼といたあの頃よりも成長したことが伺えます。
また、主人公は少し強がっているようにも見えます。続く歌詞からもその様子が伺えます。

それでいい それでいいの それでもう
「あの頃はあんなだったね」なんて言いながら笑えたらそれでいいと、主人公は言います。
しかし、続く歌詞からは、切なさや寂しさ、また後悔や吹っ切ることができていない未練を感じられます。
1つ前の歌詞から続くように、少し強がっている様子も伺えます。
あなたの胸の内は 赤くないのね
また何年か後、同じ花火を見にきたのでしょうか。
ここのシーンは現在に戻ったという解釈もできます。
次のラスサビの考察を1番と違う解釈とするには、前者の考察でいいかなぁと思いました。
いずれにしても、2人で見ているものは同じ綺麗な花火なのにも関わらず、
主人公と彼の気持ちは違うということが対比として描かれています。
ほら見て綺麗だよなんて
言うほど苦しくなった
二度と治らない火傷みたいな痛みが
胸を焦がす魔法
あなたには強くかけたのに
誰が解いたの?
1番のサビから時間が経ち、何年か前にフラれた時のことを思い出し、同じ感情になります。
書かれている歌詞は同じでも、あの時とはまた違う心情であることが想像できます。
過去の恋愛を思い出して苦しくなる様子と、僕は捉えました。

■赤い花火の考察
赤のイメージを調べると真っ先に愛や愛情が出てきます。
彼の心が赤くなかったという表現や、赤い花火という赤というワード。
好きだったとか愛してたとか、直接的な表現をせずに赤で表現しているところが、また切なく受け止めることのできるポイントになっていると感じます。
新アルバム「ユーモア」、是非聴いてみてください!

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