■大人気のこちらの楽曲
2020年2月に発売されて3年が経つこちらの楽曲。
今回は髭男のI LOVE…を考察していきます!
当時、ドラマ「恋はつづくよどこまでも」の主題歌に起用され、話題となっていましたね!

■楽曲名I Love…の意味とは?
いつも卒なくこなした日々の真ん中 不思議な引力に逆らえず崩れてく
I Love なんて 言いかけてはやめて
I Love I Love 何度も
物語は主人公の僕の目線から始まります。
見えている世界ではなく、見つめている世界の中というところがポイント。
見つめている=集中してあるものを見ている様子が伺えますが、それが君の姿で、君が現れてから世界が変わったことが描かれています。
何気なく暮らしていた生活の中に君という存在が現れてからは、不思議と何も手がつかなくなりました。
恋をすると色々なことがうまくいかなかったり、手がつかなかったりしますが、まさにそういうことを言っています。
“I LOVEなんて言いかけてはやめて”と君に語りかけている様子から、君と僕は両思いであることがわかります。
I LOVEとくると、当たり前にI LOVE YOUを連想しますが、決して君はYOUと言ってくれません。
このブログでは、”…”の意味について考えることを表記しましたが、早速ここに入る文字はおそらくYOUであることがわかりました。
君は僕のことをからかっているという様子がわかります。
まるで水槽の中に飛び込んで溶けた絵の具見たいな イレギュラー
独りじゃ何ひとつ気付けなかっただろう こんなに鮮やかな色彩に
普通の事だと とぼける君に言いかけた I Love その続きを贈らせて
恋心が大きくなる僕。
卒なくこなしていた人生から一変する僕。
“燦然と輝く姿”とは、おそらく君の姿のことでしょう。
ジャケット写真にあるように、
水の中に絵の具が入り、溶けることはないが綺麗に映るような様子に比喩し、
僕の人生に君というイレギュラーな存在が入ってきた様子を歌っています。
僕の人生にとってイレギュラーな君に出会うことができなければ、こんなに綺麗に彩られた人生に出会うことはなかった。
そう思う僕の一方で、恋愛なんて当たり前の普通のことだととぼける君がいる。
僕は君にすかさずI LOVEと伝えます。
しかし、恥ずかしいのか、感情が落ち着かない僕は、YOUまで言い放つことは出来ません。

美しすぎて目が眩んでしまう
今も劣等感に縛られて生きている
I Love I Love 不恰好な結び目
I Love I Love 手探りで見つけて
I Love Your Love 解いて 絡まって
僕は繰り返してる 何度も
恋愛という誰の目にも見れないものについて、なんとかなると笑っている君がいるのでしょうか。
そんな様子を理解できない僕がいます。
そして、劣等感を感じている僕と、美しすぎる君の対比が描かれています。
僕は、何度もI LOVEの続きを言うことを試みますが、できないでいます。
嘆く人も居ない 鼠色の街の中で I Love その証を抱き締めて
主人公である僕の人生を銀河ほど大きな物に例え、今まで見ていた景色は、人の嘘だったり、世の中の不条理だったり、そういう暗闇の中にいたことが描かれています。
そんな中に現れたI LOVEの言葉。
今までだったら必要のなかったこの言葉、君のことを、ずっと大切にしていきたい様子が伝わってきますね。
完全に分かち合うより 曖昧に悩みながらも 認め合えたなら
喜びや悲しみだけでなく、”句読点のない想い”=終わりのないこの気持ちを、
“完全に分かち合うより曖昧に悩みながらも認めあえたなら”と主人公である僕は願っています。

君がくれたプレゼントはこの やけに優しい世界だ
イレギュラー
独りじゃ何ひとつ気付けなかっただろう こんなに大切な光に
普通の事だと とぼける君に言いかけた I Love その続きを贈らせて
僕と君の愛が重なり、感情が交差する中、瞬きをしていない間=見えている間、君が目の前にいてくれる世界は素晴らしく、僕にとってはイレギュラーな幸せである。
そう考えることができます。
君がいてくれたからこそ、“こんなにも大切”と思える君という存在に出会うことができました。
1番同様に君は笑っています。
楽曲の終わりでは、“受け取り合う僕ら”という歌詞があります。
I LOVE YOUという言葉を、お互いに交わすことができたのではないでしょうか?
特に何かある日ではない、そんな普通の日が、今日も終わりを迎えます。
■楽曲名に込められた想いはわかりましたか?
I Loveの続きを素直に言うことができない主人公の僕。
恋愛の恥ずかしさを、不鬱のラブソングでは中々ない観点で歌ったこの楽曲。
人気な理由がわかりますね!

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