■カルピスのCM
2020年4月に発売したこの楽曲。
1月に日本でコロナが発生し、そこから3ヶ月が経ち、初めての緊急事態宣言が出された頃です。
楽曲はカルピスのCMのために書き下ろされました。
カルピスの甘酸っぱさのような、期待と不安が混ざった不安定な感情。
そして、これからの人生を歌った楽曲。
藤原さんもそのようなコメントをされておりました!
僕自身とても好きな楽曲の1つです!
今回も1番と2番に分けて考察していきます!
■過去の自分自身?
想像よりも少しだけ忙しく過ぎていってる
片付くことを知らない この部屋はなんだか
他の誰かの暮らしから借りてきたみたいだ
物語はダンボールだらけの部屋の中から始まります。
ダンボールと言えば、僕は引っ越しなんかを思い浮かべます。
主人公は毎日が想像していたよりも忙しく、中々部屋が片付かないようです。
そんな部屋のことを他の人の部屋のように住みにくい空間と感じてしまいます。
“他の誰かの暮らしから借りてきたみたいだ”
って表現が個人的に好きなポイントです!
“環境が変わって慣れない生活がまるで自分の家(生活)じゃないようだ”
ということが伝わってきます。
期待感と不安感が混ざったインクに浸した心で
主人公の今の感情を文房具などで比喩します。
新しい何も知らない世界に1歩踏み出す様子ですが、期待と不安が心にはあることが描かれています。
誰しも感じたことのある、新学期や新生活に対する期待と不安が、とても素敵に表現されていますね。
どんな未来のアスファルト踏み締めていくんだろう?
靴底を擦り減らして ドアの向こう側
まだ遠くて 不確かで ぼやけてる理想像も
追い越すような軌跡を描いてみせるよ いつかきっと いつかきっと
Aメロ~Bメロにあるように、定まっていない感情のまま歩き出す足は、自分の足じゃないようにたがいちがい。
本来自分の両足がたがいちがいに歩くことなんてないわけですが。。なんとも天才的な表現です。。
アスファルトと言う単語と踏みしめると言う単語、
そして、ドラムの「ドンパッドンパッ」のリズムが聞こえてくる様子から、
力強く歩き出したことが伺えます。
歩き出した先でどんな未来を歩いているのかはわからない。
“まだ遠くて不確かでぼやけてる理想像”は、
まだ目標すら漠然としている現在だけど、漠然としている目標すらも追い越してしまうくらいの強い気持ちだけはある。
そんな風に考えました。
“いつかきっと”
そんな日が来るはずと。主人公は思います。
■今回はここまで
1番を考察してみました。
なんとなく、主人公の複雑な感情が楽曲から伝わってきましたね。
1番では過去から現在までの話が主になっている気がします。
2番以降はどうなっていくのでしょうか。
それでは今回はここまで!
ありがとうございました!
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