■ドラマ「わたしのお嫁くん」の主題歌
今回はセカオワの「サラバ」を考察していきます!
楽曲は、この4月から放送のドラマ「わたしのお嫁くん」の主題歌として起用されております。
それでは考察していきましょう!

いつだって時の中で変わった
何でだってこんな! Ahよってたかってそんな!
でも何度だって悩まされるもんで
怪物だとか 夜の魔人とか そんなの出てこないのに戦ってる
間に合わなくなって 全速力で駆けて
ため息ついてたけど
時間が経つことで当たり前に失われていく時間。
そんな時間について“失ったものばかり値がついた”というフレーズで、大切さを表し、
何度でもこのことを考え、頭を悩ませている様子が伺えます。
目に見えない何かと戦っている自分について、
“怪物”や“夜の魔人”と戦っていると比喩しています。
これは前述した時間についても言えることです。
目に見えない時間というものと戦っている人は世の中にたくさんいます。
そんな様子が考えられます。
手を振ってみれば ほら今はもう
私の隣には君がいて
失敗しながら一緒に歩いてる
サラバ 変わりゆく街並みを抜け
歩いてこう 遠回りで帰ろう
“普通が苦痛だった日々”
誰しも言えることではないでしょうか?
ただ学校に行って勉強をする日々、ただ職場とを往復する日々、そんな普通が苦痛と思ってしまうことは、誰にでもあることかと思います。
ただ、今は隣を見ると君がいます。
そんな大切な君と、共に失敗をしながら生きています。
今までは失敗を恐れてとにかく駆け抜けてきました。
でも今は大切な君と共に失敗をしている。
それによって変わった人生。見えている世界。
遠回りでもしながら人生を歩もうという様子が描かれています。

いつだって変わった常識のルール
酔っ払って言った Ah調子乗って言った
言葉の責任だけは残る
目には見えない 呪いの類とか そんなの気づいてから戦ってる
間に合わなくたって 自分で選んだ道を
進んでいきたいから
頭の周りで星が回っているような様子を見たことがあると思います。
そんな様子をここでは歌っています。
酔っ払った勢いで放った言葉。
自分は酔っ払った勢いだったとしても、“言葉の責任だけは残る”のです。
責任というものを考えることができずに酔っ払った勢いで様々なことに手を染める人たちに、ぜひ聴いてもらいたいワンフレーズです。
“目には見えない”
1番のBメロ同様、見えない敵と戦っている様子が描かれています。
今までは焦って間に合わせてきましたが、
君と出会ったことによってここでは考え方が変わっています。
“間に合わなくたって”いいのです。
自分で決めた道を生きることが大切なのです。

手を振ってみれば ほら今はもう
私の隣には君がいて
厄介なものだって一緒に立ち向かう
サラバ 変わりゆく街並みを抜け
歩いてこう 遠回りで帰ろう
“疲れたって溢した日々”ももう過去のもの。
世の中の理不尽を“厄介なもの”と比喩し、そういうものに君と立ち向かっていきます。
1番サビ同様、人生は遠回りでも問題ない!という想いが描かれています。
幸せだって受け取っていいと
恐れることは何もないんだと
ふと思っていた 君の隣で
サラバ 普通が苦痛だった日々
手を振ってみれば ほら今はもう
私の隣には君がいて
失敗しながら一緒に歩いてる
サラバ 変わりゆく街並みを抜け
歩いてこう 遠回りで帰ろう
普通が苦痛で、理不尽な社会・人生に飽きながらも、それが当たり前としてきた主人公。
でも、1人の人間として、“幸せ”を感じることの権利はあります。
そんな“幸せ”を“両手いっぱいの花束”と比喩しています。
素敵な歌詞ですね。

■いかがだったでしょうか?
遠回りでも失敗しながらでもいいから、隣に君がいるような些細な幸せを糧に人生を頑張ろうという意味があるのではないでしょうか?
君と出会えたことで本当の自分を知ることができた主人公。
コロナもだいぶ落ち着いてきましたが、まだまだ通常の生活を送ることが中々難しい、出口の見えない現代にはぴったりの楽曲でした!

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